爬虫類好きなそこのあなたに朗報1ー今すぐ爬虫類を飼う方法ー

爬虫類。いいですよね。

爬虫類って。なんであんなにいいんでしょうね。

うろこ、つめたい体、ざらっとしていて、でもつるっとした手触り。

嗚呼愛おしい。

 

そこのあなた。

 

初心者におすすめの爬虫類の種類やその理由なんて、聞き飽きたんじゃないですか。

「飼い方は、わかってるんだよ。」と。

でも、一歩踏み出せない。いざ飼う勇気がでない。

よし、じゃあ。飼っちゃいましょう。イマジナリーで。

初心者おすすめで、よく聞くレオパードゲッコー。今回は彼にしましょう……!

 

はじめまして愛おしき君。

はじめまして。言葉も何も通じない、ただ生きているだけで美しい君。

体温も違いすぎる君。うかつには触れない。

見知らぬ僕からの体温、ちょっとした力加減で傷つけかねない。

僕とそのほかの醜い私欲に囚われて、こんなとこまで攫われてきたんだね。

たった2万のはした金で……可哀そうにも思うけれど、おかげで君を手に入れられる事実。

僕には非常に幸運なことだった。

うっすらと黄色いボディ。キャラメルクランチを散らしたような甘やかな色合いの模様。

そう、モルフはトレンパーアルビノ。

きゅるきゅると潤んだ、くりくりの瞳。鋭いカットの上まぶた。

怯えも憂いも喜びも表さない。どこまでも強かだ。

彼に感情があるかどうかもわからない。

そんなものの有無の真相は、これからの彼との生活には関係ない。

僕がこれからすべきは、彼を彼が息を引き取るまで、そのすべてを慈しみ、愛して所有することだ。

今から彼との別れを思うと、目頭が熱く痛む。

そんなことは知る由もなく、彼は忌々しそうに僕から隠れるための物陰を探す。

ごめんね。すぐにお部屋を用意するからね。

 

 

お部屋を用意しよう。

に心を奪われて、とっさにお金を払って連れてきた。

君との出会いがこんなに運命的じゃなかったら、もっと計画的にお部屋を用意したのに。

少しだけ、出会い方を恨んだ。

けれど、そんな判断を許さないほどに君は美しく、他の誰かに奪われる可能性を許せなかった。

彼と一緒に勢いでまとめて飼った水槽や床材、パネルヒーターと温度計を並べていく。

横幅30cm。奥行が20cm。控えめの大きさの水槽。

高さは15㎝。壁も登れない君に、こんなにいらないんだけど、うっかり出て行っちゃわないか不安だから。

狭いよね。ごめんね。でもこれも君のためなんだ。

うっかり、薬剤まみれのゴキブリなんかを食べてしまったりしたらあぶないし。

気づかないで僕に踏まれてしまったりしたら。

嗚呼こわいこわい。ここにいておくれ。

代わりといってはなんだけど、きっと君に嫌な思いはさせないから。

寒い思いはさせないよ。

のどがからからになったら、いつでも綺麗な水を飲めるようにしておいてあげる。

太りすぎたり、やせすぎたりしないように、必要なぶんのごはんをあげる。

言葉も通じない、感情があるかも定かじゃない君が、こちらの様子をきょとんと見上げている。

君のお部屋を用意してるんだよ(笑)

ダークチョコレートのような床材を敷き詰めながら、無垢で無知そうな彼へ微笑む。

デザートソイル。3cmくらい敷き詰めて、適当に霧吹きをかける。

君の故郷と少しは近いかな。

故郷のことなんか、君は1ミリだって知りやしないかもしれないけど。

ほら、本能的に落ち着かない?

返事がないのを理解しながら独り言をつぶやく

真っ黒なシェルターを設置する。

淡い色の君がここから顔をのぞかせたら、どんなに僕の目にくっきりと映えて移るだろう。

シェルターがMサイズなのは僕のエゴ。

ちょっと狭かったら、ちらちら出口から君を覗けるじゃない。

でも、隠れ場は用意してあげるから。

安心してね。くつろぐ君が見たいからなんだ。

身体が大きくなったら、その時はまた新しいのを用意するよ。

お部屋の下にヒーターを入れる。これでいつでもあったかいよ。

温度計をつける。

これで管理がしやすいね。

君が茹ったり、凍えたりしなように毎日見るからね。

さあ、取り急ぎだけど、どうかな。

持ち運び用の簡易ケースよりは、いくらかマシなはずだよ。

警戒心のどこか薄い彼をそっと部屋に招待した。

気に入ってくれたかな。

おつかれさま。ゆっくりしてね。

 

ごはんをだそう。

ずっと彼を見ているうちに、時計の針が20時をまわっているのに気づく。

自分のお腹がぎゅっと鳴った。

のそのそと地を這う彼を見る。

まだ環境も変わったばかりで、不安だろうけど、ご飯たべてくれるかな。

赤ちゃんというほどではないけれど、それなりに育った若い君。

ショップのお姉さんが教えてくれて、Mサイズのイエローコオロギを、まず10匹買っておいた。

カルシウム粉も用意しておいたけれど、そもそも、普通のでも食べてくれるかどうかだ。

コオロギの頭をつぶして、彼の口を傷つけないように木製のピンセットではさむ。

じたばた暴れるコオロギを、彼の目の前で揺らす。

彼の目の動きをよく見る。

彼の顔の向きを観察する。

コオロギに、興味をもってくれたみたいだけど……。

3時間粘っても、彼は口にしてくれなかった。

お腹がすいていなかったのか、環境が変わって落ち着かないのか。

物言わぬ彼を知るには、まだまだ時間がかかりそうだ。

焦るべきじゃない。たまたま、かもしれない。

明日は食べてくれるかもしれない。

3日目もダメだったら、違う方法や、今度はフタホシコオロギを買ってこよう。

それでもだめなら、病院につれていこう。

彼を診てくれそうな近い病院に、目星をつけておかなくちゃ。

 

君と過ごす時間。

君と出会って、たったの半日。

僕の人生は大きく変わった。

なんとなく、生き物を見て癒されたくて入ったペットショップ。

ペットショップの名前も覚えてないけど、君と出会った瞬間のことだけは馬鹿みたいに鮮明だ。

犬、猫、鳥、ねずみ、魚、カメ、やどかり……。

色も種類も何もかもがあのショップでひしめきあってたのに。

君はその小さい体をちょこんとケージに伸ばしただけで、僕の心臓を掴んで、目を奪っていった。

きっと正気じゃなかった。

僕を狂わせたのだった。

それでも、その狂気のおかげで、僕の暗く湿ってカビだらけだったような日々に明かりがさした。

明るく淡い色の君。

そうだ、君の名前はランプにしよう。

一緒に明るい未来を行こう。

君の命の火が消えるその時まで、僕は責任をもって必ず落とさないでいるよ。

これからよろしくね、ランプ。

 

おやすみ。また明日。

自分の食事を終える。

時計は23時を超えていた。

ああ、いつまでも部屋が明るいのは、君にとって負担だろう。

僕の生活なんかで振り回して、君にストレスをかけたくない。

けど、僕にはもう少し仕事がある。

だから、僕は別の部屋へ行く。

名残惜しい。

もっと見ていたかった。

いや、明日もある。

明日も声をかけられる。

ランプの部屋の電気を消した。

おやすみ。

 

あとがき

ペットを飼いたい。飼えない。

そんなもどかしさを抱えるあなたへ、飼った時のシュミレーション風にしてみました。

必要な道具、かわいこちゃんをお迎えした時の気持ち。覚悟。

少しは体験できたでしょうか。

貴方のお役にたてていたら、そうでなくても楽しめてもらえたら、幸いです。

 

あ、ちなみに今回の記事、やみくもに書いたわけではないんですよ(笑)

参考はこちらです。

EXOTRRA様 「ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼育に必要なもの10点をご紹介!」

REPIEW様「レオパードゲッコー(レオパ)の初心者向け飼い方」

 

それではまたいつか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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